小学生,低学年,いじめっ子,親,声掛け
数年前、自分の子供がある特定の子から意地悪をされていました。
いじめっ子って、自己肯定感低いんですよね。
いじめっ子の親が気づいて、その子の人生のためにちゃんとケアしてほしいものです。
いじめっ子のためにも、道徳の授業で「いじめをすることはダサいこと」だと教えてほしい…。
いじめっ子からの被害は、
「お前は仲間に入れない」「あっちにいけ」「そんなこともできないの」
などなど。
うちの子は、よく泣いて帰ってきていました。
毎日一緒に登校する必要があった子だったので、逃げたくても逃げられず…。
その時は、学校側が決めた班での集団登校だったんですよね。
今はもうないです。
そこの親は、こどもの言うことを何でも聞いてしまう親で、価値観がかなり違いました。
人に迷惑をかけても、「もー。」で終わらせる親です。
何度心の中で、「ちゃんと叱ってよ!親が教えないでどうするの!」と思ったことか。
でも、波風を立てたくないので何も言わないようにしていました。
事態は改善せず、半年以上が経過していました。
私とこどものストレスはかなり続きましたね。
波風を立てずに、いじめっ子や親に「私はあなたがうちの子にしていることを知っている。」ことを伝える術を考えました。
直接的に言っても、「そんなことしていない」と白を切る可能性があったので、その子の特性を考えました。
その子は、人からの評価をすごく気にするタイプの子でした。
仲間外れをしたがるくせに、自分が仲間外れにされることを恐れている感じです。
相手が自分に対して嫌な態度をとると、途端にご機嫌取りをしてくるんです。
(タイプは少し違うけど、幼い頃の私を見ているよう…(*´з`))
考え抜いた結果、ある言葉を伝えました。
その子の態度がその時から一変しました。
今では、嫌なことを言うことはなくなりましたね。
しかも、その後しばらくはかなり仲の良い時期を迎えます。
(その後、同じクラスになったので…。できればあまり関わりくなかったですけどね。)
今はクラスも違い、集団登校もなくなったので、たまに挨拶をする程度になっています。
さて、本題。
私がその子に言った言葉。
集団登校の集まりで、その子の親がいる前で
「いつも仲良くしてくれてありがとう。」
と伝えたんです。
いじめている子の親に言われ、その子はきょとんとしてましたね。
しかし、私は大きな声で笑顔で伝えました。
すると、なにも知らないその子の親は
「ありがとうだって!よかったね!」
だと。(笑)
最大限の嫌味を伝えたんですが、この親。流石。何も気づいていない。
でも、これが効果テキメン。
その後、この子の特性をつかんで、プラスαでなめられないように私自身もその子に対する態度を変えました。
今までは、その子の面倒を見るときは「ダメだよー。お母さんに伝えるよー。」くらいにしか言っていなかったのですが、「別にいいよー。お母さん怖くないもん。」と言い返されていました。
まぁ。憎たらしい。大人にこんな反応。逆にすごい。
その子の親がいる前ではその子の親に任せますが、私が面倒を見ているときは叱らなければならない場面できちんと叱るようにしました。
「〇〇君、それはしてはダメ。危ない。ケガをするよ。」
「それは、あなたの家のルール。ここは、あなたの家ではありません。」
「大人にそのような態度を取ってはいけません。とても失礼です。」
などなど。
<いじめっ子に対する対応>
あえて「仲良くしてくれてありがとう」と伝え、こちらが観察していることをいじめっ子に認識させる。
プラスαで、親として、大人として、叱らなければいけない場面で子供になめられる態度はとらないようにする。
この方法は、親自身がいじめっ子と顔見知りである場合は、かなり有効だと思います。
でも、親の知らないところで親が知らない友達関係で悩むことがあるかもしれません。
その時は、また別の方法を検討しないといけませんね…。