自己愛性パーソナリティ障害の父と絶縁しました②

前回の続きです。

 

「縁を切る」と父から言われたので、初めてそれを実行しました。

ちなみに、姉の絶縁は2度目です。(悩み続けた母のために、私が連れ戻してしまいました…)

 

親戚から、「父が可哀そう」との話でたまに電話が来ます。

 

私たちからすると「??」です。

いや、一方的に縁を切ると言ってきたのは父の方です。

 

父が可哀そう?

なぜ、そうなったのか。

 

父は、人を自分の論理で言いくるめることに長けています。

親戚もその論理に流されてしまったのでしょう。

気が付くと、私たちがされた「恫喝やモラハラによる恐怖」は無かったことにされ、父が「子に見放された可哀そうな親」という構図が出来上がっていたのです。

 

気が付いたら、

被害者だったはずなのに、加害者のような扱いを受けました。

 

親戚も私たちの話を聞くと、すぐに「父がおかしい」ことをわかってくれるのですが、しばらくすると、また「父が可哀そう」と電話してくるんです。

 

 

同じことの繰り返しで、私たちの心は疲弊していきました。

 

寝ていても動悸がするし、もしかして自分が間違っているのか…とさえ思うのです。

姉も、ストレスから蕁麻疹が出ていたそうです。

 

そこで、親戚に「私たちは、とにかく父が怖い。やっと離れることができたのに、このように戻そうとされると、精神的におかしくなる。」と正直に伝えました。

 

私が涙ながらに訴えたことで、親戚もようやく理解してくれたようで、

「今後、父との仲を取り持つことはしない。」と約束してくれました。

 

父は「子供たちが悪い。自分はなんてかわいそうなんだ。」というような手紙を周囲に送っているようで、完全に私たちが悪者になっています。

子供としては、少なからず望みを持っていたのですが、残念ながらその願いは届きませんでした。

 

私は「自分」があまりなく、人の意見に流されやすいタイプです。

姉は昔からしっかり者で、そんな私を支えてくれる存在です。

姉がいてくれて本当に良かったと思います。

 

次回に続く…